Part 6型 その1:接続副詞



先日お約束した通り、Part 6 長文穴埋め問題のポイントをお伝えします。

Part 6 接続副詞

Part 6は注意が必要なパートです!Part 5の続きとして、Part 5と同じような解き方で取り組むと、ズルズルと時間が過ぎる。そしてPart 7の時間が足りなくなる。その結果、塗り絵という「時間不足で問題も読まずにマークする」羽目に!

この悪のスパイラルを避けるために、Part 6を上手に乗り切ってみましょう。

Part 6の基本戦略は…

  • 全12問を6〜8分で解く
  • Part 5型とPart 6型の問題を区別する
  • 必要のない部分は読まない

全12問を6〜8分。つまり、1セット(長文1+穴埋め問題3箇所)あたり1分半〜2分で解きましょう。

次に、Part 5型とPart 6型の問題の区別とは?Part 5型問題は、Part 5と同じように「空欄を含む文だけ」で解けるもの。Part 5型問題に限って言えば、「長文穴埋め問題」とは名ばかりですね。Part 5型問題をはっきり区別できるようになると、余計なところを読む必要はなくなりますね。「必要のない部分は読まない」で済みますね。

ここまでうまく対応できれば、残る課題はただ一つ。Part 6型の問題です。

Part 6型とは、「空欄を含む文だけ」 では解けない問題。だから読む分量が増えます。それ以上に厄介なことは、「空欄を含む文」以外に、どの文を読むのか?ということ。

それをお伝えするのが今読んでいるPart 6型の記事です。3回に分けて説明するPart 6型、第1回目は「接続副詞」です。

TOEICテストで毎回1〜2問出題される「接続副詞」問題。非常に目立つ、見分けやすい問題です。

Our new LX-500 dishwasher is selling well. ——-, we plan to hire temporary workers to increase the production.

141.
(A) However
(B) Otherwise
(C) Therefore
(D) Moreover

まず見分け方。選択肢が大文字で始まっている。空欄は文頭に置かれ、そして直後にカンマがある。

見分けやすいです。

では、解き方は?これもシンプル。

  • 空欄直前の文を読む。
  • 空欄に続く文を読む。
  • その2つの文の関係を表すものを、選択肢から選ぶ。

たしかにこれは、2つの文を読んで解くPart 6型問題です。Part 6型ですが、接続副詞に限っては、「どの文を読むのか」もはっきりしています。空欄の前後の文を読めばよいのです。

では、この問題の正解は?

空欄前の文「よく売れている」
空欄後の文「増産するために臨時職員を雇う」

この2つの文の関係は?「だから」よって正解は (C) Therefore 「だから、それゆえに」です。

最後にTOEIC頻出の接続副詞をまとめておきましょう。

逆接:However, Nevertheless, Nonetheless「しかしながら」
順接:Therefore, As a result, Thus, Accordingly, Consequently 「それゆえに」
追加:In addition, Additionally, Moreover, Furthermore, Also, Besides 「さらに」
その他:Otherwise「さもなければ」、Alternatively, Instead「代わりに」、For example「例えば」、Meanwhile「その間に」、Specifically「具体的には」、Regardless「それでも」、Overall「全体として」

ちょっと数が多いですが、これだけ覚えておけば接続副詞の問題の8割、正解可能です。まずはこれだけ、頭にいれておきましょう!では次回 Part 6型 その2:文脈語彙 をお楽しみに。


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