2016年8月28日の韓国の第315回TOEIC公開テスト、ソウル市内の中学にて受験しました。今日のテストの難易度をお届けします!
受験したフォームは4MIC34です。テストは10時09分開始、12時10分終了でした。
パート毎の感想(難易度)は以下の通りです。
Part 1: やや易
Part 2: やや難
Part 3: やや難
Part 4: やや難
Part 5: やや難
Part 6: 普通
Part 7: やや難(SP やや難、DP やや易、TP やや難)
※ 難易度は 易・やや易・普通・やや難・難 の5段階評価です。
Part 1の写真の内容は、人物1名が2つ、人物2名が2つ(うち一つが乗り物)、人物3名以上が1つ、人物なしが1つ(室内)。標準的な内容でした。『でる音』では紹介していない X is on display.(Xが展示されている)が正解となる出題がありました。これも頻出表現ですので、押さえておきたいですね。
Part 2は、新形式としては標準的と呼べる難易度でした。これまで同様に今回も、「間接的な返答」が正解となる問題が目立ちました。WH疑問文は11問、依頼・提案等とYes/No疑問文が3問、否定疑問文、付加疑問文、OR疑問文、Statement(質問でないもの)それぞれ2問という出題でした。600点を目指すならばWH疑問文をしっかり鍛えておくことと、また、消去法の活用が最重要テクニックだと言えます。
Part 3とPart 4については、期待通りの難易度というイメージです。Part 3、Part 4ともやや難し目と判断しました。グラフィック問題はPart 3に3問、Part 4に2問、意図問題はPart 3に2問、Part 4に3問でした。意図問題にも、グラフィック問題にも、難し目の出題がありました。フルセンテンスの選択肢の問題は、Part 3が9問(うち1問が意図問題)、Part 4が6問(うち2問が意図問題)でした。
そういえば、『でる音』で「グラフィック問題 ランキングなら2番目が正解」というルールを紹介しています(ルール44)。今日のテストでも、Part 4でこのルールが使えました!
Part 5は少し難し目でした。語い問題は全般的に標準的、超難問はなし。文法問題で3問ほど分類しにくいものがあり、その中に難問が含まれていました。出題数としては品詞10問、動詞形 2問、代名詞 1問、前置詞接続詞 1問、その他の文法系問題 4問、語い 9問、前置詞 3問という内容。今回前回に続きも品詞が多めでした。
Part 6は標準的。文脈問題は12問(語い 4問、時制 1問、接続副詞 2問、代名詞 1問、文選択 4問)で多め。新形式で個人的には始めて代名詞(指示語=誰?を問うもの)の問題に遭遇したと思います。
Part 7はシングルパッセージはすこし難しいというこれまで同様の傾向。ダブルパッセージ(DP)はすこし簡単で、トリプル(TP)はやや難。同義語問題は3問と少なめ。文挿入の位置選択問題は、いつもどおり2問出題されましたが、比較的簡単との印象です。特に2問目は、articleだったのですが、Weが主語になっており、ダブルクォテーション内の空欄が正解という、注意深く解けば正解しやすい内容でした。
選択肢検証型の設問「What is indicated/suggested about〜?」の数(計17問)が多かったと思います。NOT問題は計3問(うち1問はWhat is NOT indicated about〜?)ありました。
そういえば、メールのDateに時刻が含まれているものがありました。TOEICではかなり珍しいことですが、新形式になって自分が目にした限りでも2回目だと思います。今後は増えるのかもしれません。
相澤自身の本日の時間配分は、以下のとおりでした。
Part 5 10:54〜11:05 11分
Part 6 11:05〜11:17 12分
Part 7 SP-シングルパッセージ 11:17〜11:45 28分
Part 7 DP-ダブルパッセージ 16:45〜11:53 8分
Part 7 TP-トリプルパッセージ 11:53〜12:09 16分
テスト報告は以上です。
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