第196回TOEIC公開テスト 難易度と感想



2014年12月14日の第196回TOEIC公開テスト、埼玉県草加市の獨協大学にて受験しました。前回に続けて同会場での受験でした。相澤が受験した33フォームについて、難易度や感想をお伝えします。

第196回TOEIC公開テスト 獨協大学

受験したフォームは4KIC33、マークシートA面が緑色、TOEIC業界用語で言うところのマイナーフォームでした。

パート毎の感想(難易度)は以下の通りです。

Part 1: 普通
Part 2: やや難
Part 3: やや難
Part 4: やや難
Part 5: やや易
Part 6: やや難
Part 7: やや難(SP やや難、DP やや易)

相澤自身の本日の時間配分は、以下のとおりです。

Part 5 13:45〜13:57 12分
Part 6 13:57〜14:03 6分
Part 7 シングルパッセージ 14:03〜14:26 23分
Part 7 ダブルパッセージ 14:26〜14:44 18分

リスニングの集中力の自己評価は上。PaRT 2と3で1問ずつ怪しいところあり。

【内容について追加コメント】

Part 1は非常にノーマルな出題。特に難解な単語はなし。「人以外が描写された正解表現」が3つあったけど、今日の出題の中でこれらは比較的難易度が高い(お掃除、お水、鉢植え)。11月に引き続いて「背もたれのないイス」が出てたのが面白かった。

Part 2はWH疑問文の数は多めで、これらについて難易度はやや易〜普通。ただし、オーストラリア人男性とイギリス人女性の問いかけに難しいのがあったので、そのおかげでやや難と判断。

Part 3は選択肢の英文量が全体的に少し多くて、その結果、先読みが少し難しくなったのではないでしょうか。

Part 4は全般的には普通。設問&選択肢の英文量も少ないが、最後の2セット(95-100)は多かった。また、トークの中で正解根拠となる情報が近接していたり、設問と根拠の登場順が逆転しているケースあり(最近は珍しい)。なのでやや難。そういえば、留守電メッセージ(callerの残したメッセージ=telephone message、not 待ち受けメッセージ)なのに、recorded message と呼ばれていたトークがあった。

Part 5は問題分布(文法vs語彙のバランス、文法問題の内訳など)は標準的。語彙問題に難しい問題が少なく、ハイレベル単語もなし。なのでやや易。関係詞の問題で、関係代名詞 vs 関係副詞が問われているのが興味深い。

Part 6は文脈問題が6問。文脈問題は通例4〜6問出題されるので、多めということ。久しぶりに代名詞(指示語)問題が出たが、読解力が問われる問題だった。接続副詞問題も、しっかり文脈をとらえないと間違えたかも。良問。あと、時制は2問出ていたが1問は文脈を問わない問題だった。以上から、「飛ばし読み」で解くアプローチでは難しいものが多かったと思う。

Part 7のシングルパッセージは「照合系」問題(What is indicated about 〜?)が冒頭の大問から出題されていて、シングルパッセージで計8つ。メール、手紙、社内文書での目的問題も多く、「しっかり読む」ことが必要だった。飛ばし読み(スキャニング・スキミング)派にとっては厳しいのでやや難

Part 7のダブルパッセージは、最初の大問3つ(181-195)まではやや易レベルだが、最後の大問(196-200)は難しかった。ヨーロッパの会社からone-day eventのために、はるばるニュージーランドまで行くという話だったので、身に詰まされた。シングルパッセージ最後〜ダブルパッセージは、「難しい大問には時間をかけない、相対的に簡単な大問には逆に時間を重点配分」することが大事。176-180と196-200に時間をかけすぎた方は要反省です!

テスト報告は以上です!

受験前には、北千住の千住本氷川神社にてハイスコア祈願!絵馬はなかったので奉納はしませんでした。

TOEIC受験前にハイスコア祈願 千住本氷川神社

【アップデート】

随時、追加・訂正や、他のTOEIC講師の方の難易度や感想のリンクを追加していきますね。(最終更新 17日14:20)

感想 リンク(メジャー / 32フォーム / ピンク色)

感想 リンク(マイナー / 33フォーム / 緑色)

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