相澤がかつて講師として在籍していたエッセンスイングリッシュスクールについて、数回に渡って紹介しますね。
エッセンスといえば、TOEIC スクールの中でもよく知られている学校です。同スクールでは、「TOEIC® Tests指導の全国最優秀校」として自らを紹介しています。
…と書いたものの、僕も実は、エッセンスの入社試験を受けるまでエッセンスのことを知りませんでした。そこで、エッセンスを知らない方にも伝わるように、この背景をお伝えします。
2016年に発売された書籍の奥付を見ると、エッセンスについてこう書かれています。
TOEIC 対策の「全国最優秀校」（『資格のとれる専門学校・ダメな専門学校』〈エール出版〉にて選出）。
この『資格のとれる専門学校・ダメな専門学校』が出版されたのが 2000 年 4 月のようですので、少なくとも 2000 年から 2016 年という長きにわたって、この「全国最優秀校」の座を保持していることになります。スクール創設が 1993 年ということですから、トップのポジションへ上り詰めるまでの速さも特筆もの！
この表現はただし、俗に「No．1表示」と呼ばれるもので、景品表示法に従って適切に使うことが必要なはず。公正取引委員会 (ただし現在では、景品表示法は消費者庁の所管) によれば、次のようなガイドラインがあるようです。
No．1表示は，直近の調査結果に基づいて表示するとともに，No．1表示の根拠となる調査の対象となった期間・時点を明りょうに表示すること。
ぜひこのあたりは、信頼できる書き方をしてほしいところですね。この書き方では、2000 年の調査結果をそのままずっと、広告キャッチフレーズとして使っているように誤解されるかもしれません。あの Japan Times の本に書いてある紹介文なので、そんなことはないはずですが…
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