受講生のAさんに昨日のSTの記事について、「はじめの一言がよかった」とほめていただきました。そういうコメントをいただけると非常にうれしい!ありがとうございます。
あわせてその時、質問を頂きました。先月のPart 6の記事で触れた「6年前に読んだ洋書」は何?ということでしたので、この場を借りて紹介します。
当時の私は、自分がたった数年後に英語の先生になるなんて、想像したこともありませんでした。IT関連のキャリア以外は考えられない。そんな私が読んでいたのはこんな本です。
タイトルの通りの内容ですが、インタビュー集。有名ドコロでは、Steve Wozniak (Apple) や Ray Ozzie (Groove Networks)、Max Levchin (PayPal)。もっと若手だと、元Blogger.comでその後にTwitterを創業したEvan WilliamsやSix ApartのMena Trott。IT系スタートアップの創業者から当時の話を聞くというインタビュー集です。
日本語版 Founders at Work 33のスタートアップストーリー も後に出版されているので、ご興味があればこちらでもどうぞ!
6年前の私にとってお気に入りだった本は、今読んでも面白くて刺激を受けました。
さて、日本語の「ベンチャー」にもっとも近い意味の英単語が、本のタイトルにも登場する startup です。TOEICではこのstartup、ほとんど登場実績はないように思います。business owner「ビジネスオーナー」や、entrepreneur「起業家、事業家」、founder「創業者」は結構登場しますのでどれも覚えておくべきですね。
ventureはもともとadventureと同じく「冒険」という意味。ビジネスではご存知のとおり、名詞で「新規事業」といった意味。他にも、動詞venture into Xで「Xに参入する」、セットフレーズの名詞joint venture「合弁事業」、venture capital「ベンチャー・キャピタル」など、いずれも知っておいて損はないでしょう。
起業家entrepreneurの形容詞がentrepreneur「起業家の、起業家らしい」。私はかつて「相澤クンはentrepreneurialだよね」と言われることが多かったのですが、そんなentrepreneurial、起業家志向のある方に、今日の本は特にオススメです。ちなみに日本語で「あなたはentrepreneurialだ」と言われたら、恐らく褒め言葉ではないことが多いと感じています。