発売中の The Japan Times ST 9月19日号 に相澤の執筆した『TOEIC(R)テスト Reading Section 徹底演習』が掲載されています。
今週はPart 6、長文穴埋め問題の演習です。
さて、これを読んでいるあなたは、Part 5(短文穴埋め問題)とPart 6の違い、ご存知ですか?
「Part 5は短文、Part 6は長文です。」
はい、その通りです。ですが、本番で問題を解いている際に、どのような点に注意すればよいのでしょうか?そこまでご存知ですか?
「ええと…」
では、Part 5とPart 6の共通点と、異なる点を理解しておきましょう。
共通点はどちらも「穴埋め問題」だということ。
そして、Part 6で出題される問題の多く(半分以上)は、Part 5と同じく、空欄を含む文だけで解答可能なのです。私はこれをPart 5型問題(または独立型)と読んでいます。
異なる点は、Part 6では空欄を含む文だけでは解けない問題がある、ということ。それに対して、Part 5の問題は1問につき文が1つ。だから必ず空欄を含む文だけで解答できますね。
このPart 6ならではの問題をPart 6型(または文脈型)と呼んでいますが、その出題数は?Part 6の計12問のうち、Part 5型が半分(6問)以上ですから、Part 6型は6問以下です。
「Part 6を解くのに時間がかかっている」という方。ぜひこのポイント「Part 5型 vs. Part 6型」を押さえておきましょう。長文穴埋め問題の半分以上は、長文を読まなくても解けるんです。その事実を活かせば、今よりもPart 6の解答時間を短縮できるかもしれませんね。ちなみに、Part 6は計12問を6〜8分以内で解くのが目安です。
ここまで書くと、「どれがPart 5型で、どれがPart 6型?」「じゃあPart 6型は一目で区別できるの?」という疑問が浮かんでいるかもしれません。ここで話を終えるのは忍びないので、その点については今週、このブログで取り上げますね。
The Japan Times STは、一部の書店や駅売店で購入できますが、オンラインですぐに購入できるデジタル版もオススメです。ただし、一部記事が掲載されないのでご注意ください。(通常、映画記事2ページ分がデジタル版では掲載されていないみたいです)
ぜひお試しください。
By 6年前に読んだ本 | 英語講師 相澤俊幸 (blog) 2014年9月16日 - 13:28
[…] 受講生のAさんに昨日のSTの記事について、「はじめの一言がよかった」とほめていただきました。そういうコメントをいただけると非常にうれしい!ありがとうございます。 […]