沈黙は金。そういいますが、これは日本語だけの表現ではないのですね。Speech is silver, silence is golden.「雄弁は銀、沈黙は金。」という表現があるようです。大元がどちらなのか、それともそれぞれ独立した表現なのかはわかりませんでした。(どなたか知っていたら教えてください)
ただし英語学習では、沈黙は金でも銀でもありません。黙って学習してはいけない、という意味ではなく、声を出して学習する機会を持たないのはモッタイナイ、という意味です。
昔出張でLas Vegasへ行ったことがあります。宿泊したのはベネチアンという豪華ホテルでした。全室スイートということで、1人でバカでかいお部屋。正直ちょっと持て余したくらいです。
空港からタクシーで、”Hello, I am going to Venetian.” 通じません。「ベネチアン」「ベ・ネ・チ・アン」「ベ・ネ・チ・アン」何度行ってもダメ。
メモに Venetian と書いて見せたら、「Oh, ヴィニーシャン」。以後この発音を使ったので、どこでも通じました。
日本語的発音や、間違った発音で覚えてしまった単語は、言っても通じない。それだけでなく、言われても分からない。そんな困った事態になりますね。私のVenetianは、恐らく体験しないと分からない、避けようのないものだったのかもしれません。
一方で、体験して痛い目に会わなくても、間違いに気付けることも多いのです。学習しながら、正しい発音を覚えるコツがあるのです。それは、とにかく「声に出してみる」ということ。
黙読しているときにはスルーしていた単語でも、声に出して読もうとするだけで、「あれ?どう発音するんだっけ?」「どこを強く読めばいいのかな?」という経験はありませんか?私自身は、日常的にあります。
そう思ったら、すぐに辞書を引く。とくに音声付きの電子辞書や、アプリの辞書などだとバッチリ確認できるのでオススメです。または、オンラインの辞書でも音声がついているものを活用しましょう。
発音を知らなくて聞き取れない!そんなモッタイナイ経験を避けるには、以下の発音は絶対にチェックしておきたいですね。TOEICではスピーカー(問題文を話す人)によって、どちらの発音も登場しています。
advertisement「アドヴァタイズメント」「アドヴァーティズメント」
schedule「スケジュール」「シェジュール」
vase「ヴェイズ」「ヴァーズ」
status 「スタータス」「ステイタス」
data「デイタ」「ダータ」