先日お伝えした『英単語帳の鉄則 その1』に続き、効果的な英単語帳の活用法を紹介します。
古くはでる単、最近ではDUO、TOEICなら金フレや出るボ(注)など。単語本、語彙本、英単語帳などと呼ばれる書籍の単語集は、テストの傾向にピッタリの単語がまとまっているのがメリットです。それらの頻出語を一気にマスターするための手段として、多くの方が利用していますね。
一方で、「暗記は得意じゃない」「ボリュームがありすぎる」「覚えてもすぐに忘れてしまう」など、実はハードルの高い学習法でもあります。英単語帳を最後までやり通せる方は、非常に少数なのが現実です。
そこで、英単語帳を無理なく、上手に活用する方法をお伝えします!
英単語帳の鉄則 その2は…
鉄則その2 単語帳は音声がメイン!紙はオマケと考える
目からインプットする文字と、耳からインプットする音声。英単語帳には両方ついていますが、まずは耳から!というお話です。英単語帳は書籍ですから、どうしても「読むこと」が中心になりがち。ですが、もう一方の「聞くこと」、つまり、音声の活用を心がけてください。
単語帳を買ってきたら、まず開くべきはCD。毎日聞くのは音声。書籍は音声の付属品です!
本を読むよりも前に、CDを開いて、パソコンに取り込み、毎日持ち歩くスマートフォンや携帯オーディオプレーヤーに読み込ませましょう。そして、スマホやプレーヤーで音声を聞いてからようやく、本を開けばいいんです。
最近は付属のCDナシ、音声はインターネットからダウンロード、という本も多くなりました。例えば金フレなら、買う前にMP3の音声がダウンロードできます。その場合は、購入を決めた時点で、ダウンロード〜読み込みまで済ませておきましょう。
英単語帳の学習は、まずは聞くことからスタート。英単語やフレーズ・例文を聞きながら、英語の内容や意味を本で確認しましょう。
ここで大事なことがもう一つ。それは、覚えようとしない!ということ。「英語を理解する」「英語の意味が分かる」ことを意識して、音を聞いてくださいね。
皆さんは、英語に比べると、日本語の語彙はずっと豊富なはず。その語彙は、覚えようとして覚えたものですか?そうではなく、分からないものは都度、意味を確認し、理解する。その積み重ねの結果として日本語の語彙を獲得したはずです。
日本語に比べて、英語は触れる時間や量が少ないので、努力も必要。だけど、いきなり「覚えよう」として空回りするのではなく、「理解すること」を繰り返してみる。ハードルを下げて、その分回数を増やしてみましょう。
鉄則その2 単語帳は音声がメイン!紙はオマケと考える
読むのではなく、聞くこと、耳からのインプットをメインにする。そして、覚えるのではなく、繰り返し「理解する」ことを心がけてください。
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