英語の辞書を使っていますか?どれくらい時間をかけて辞書を使っていますか?
今日は辞書の使い方について話します。さて、問題集にはたいてい、語注や英文の日本語訳がついてます。また、単語を覚えるには単語帳を活用しているので、単語を調べるのにも単語帳を使うという方もいます。その気になれば「辞書は使わない」で済んでしまいますね。
辞書を使っているという方は、どれくらい時間をかけているでしょうか?
rescheduleという動詞、TOEICに頻出する単語です。例えばこの単語を調べる時に、辞書のrescheduleの項目から何を読み取っていますか?
Aさん「reschedule、ええっと、“予定を変更する”だ。そういえばこの前も出てきたぞ…」
Aさんのやり方だと、辞書を読んでいる時間は5秒もあれば済んでしまいそうです。
Bさん「reschedule、“〜の予定を変更する (for)”。re-sched-ule(自分で発音してみる)、他動詞だよな… 前置詞 for を使う、ってどういうことだっけ?」
Bさんは辞書のrescheduleのところを読むのに掛ける時間、5秒どころか、10〜20秒、もしかしたらそれ以上使っているかもしれません。
時間だけを比べると、すばやく意味を確認したAさんのほうが効率よく思えます。単語の意味を調べることが目的ならば、Aさんのやり方で十分です。ですが、英語力を伸ばすこと、TOEICスコアを高めることが目的ならば、Bさんのやり方がオススメ!Bさんのようにたくさん時間をかけても、それ以上のリターン(英語力やスコアを上げる効果)が見込めるのです。
辞書の使い方(調べ方)のポイントをお伝えします。
- 単語の意味だけでなく、その使い方をインプットしよう
- その単語を使った英文を「話す」「書く」ことを意識する
- そのためには発音、語法、例文などの情報が役立ちます
辞書をひかずにすませたり、すばやく辞書をひいて語句の意味だけをチェックするほうが効率的に思えるかもしれません。でも、TOEICのスコアアップを目指すなら、「使い方をインプット」ために辞書を活用してくださいね。
せっかくなので最後に、rescheduleの「使い方をインプット」しましょう。
reschedule
reschedule A for B「A<イベント>の予定をB<日時>に変更する」
rescheduleは受動態でよく使われるので、その場合は以下の形式です。
A is rescheduled for B「Aの予定はBに変更される」
《例文》
The meeting has been rescheduled for 3 P.M. tomorrow.
ミーティングは明日の午後3時に延期された。