満点取得がTOEIC講師の資格?


前回の記事『エッセンスの満点講師陣』でこんなことを書きました。

今では「TOEIC 満点」は TOEIC 講師の資格、つまり、最低限クリアすべき基準でしかありません。

職業として TOEIC を教える上で、TOEIC L&R テストで 990 点満点を持っていることがホントに求められるのでしょうか?

私自身が講師の仕事をもらう上で、スコア等を提出を求められたことはありません。経歴に 990 点満点取得と書いておしまい。また、講師の手配や紹介に携わった経験から、講師に仕事をオファーする際に「990点満点をとったことがあるか?」と聞くこと自体が少ないという印象があります。

「TOEIC講師は満点を持っているのがあたりまえ」と考える方もいると思います。しかし、現実としては、「資格」でも「最低限クリアすべき基準」でもないということになります。

個人的には、TOEIC を教えるならば、満点をとっておきたい、とっておいてほしいと感じます。ですが、テストのスコアはその講師の属性のひとつでしかありません。990点満点の講師が、そうではない講師より優れている、とは限らないわけです。(あたりまえですが)

TOEIC本の著者プロフィールに 990 点満点以外のスコアが書いてあっても、それが理由でその本の価値が低いということにもなりません。(逆に、正直だなー、と好感を覚えたりします)

個人的に気になるのは、TOEIC満点と書きながら「昔の名前で出ています」、いや、「昔のスコアを書いてます」という実態の方々。TOEIC テストのスコアには有効期限はないので、一度満点をとれば、ずっと「満点講師」と称することができます。でも、中には「ずっと受験していない」「今のテストでは満点がとれない」という方もいます。現在の実力を隠して「TOEIC 満点」と称する方に対しては、ネガティブな捉え方をしてしまいますね。

https://toshiaizawa.com/2019/11/ブックレビュー『【新形式対応】toeicrテスト-990点-新/

以上、雑談でした!


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