Part 6型 (3) 時制



Part 6 長文穴埋め問題のポイントその3 時制の問題です。

Part 6 時制

(1) 接続副詞、(2) 文脈語彙に続いて、今日は (3) 時制。3番手の紹介なので重要度が低いと思われたかもしれません。いえいえ、時制は出題頻度の高い重要問題!しっかりマスターしておきましょう。

Part 6型問題はご存知の通り(?)、Part 6全12問のうち4〜6問を占めます。その内訳は、出題頻度の高いものから順番に、文脈語彙が2〜4問、時制が1〜3問、接続副詞が1〜2問です。

続いて例文を使って、時制問題の見分け方と解き方を確認してみましょう。

This year’s county fair ——- on Saturday.

141.
(A) is holding
(B) will be held
(C) to be held
(D) was held

(A) is holdingと(C) to be heldの選択肢を素早く消去できましたか?空欄には受動態の動詞が必要ですが、(A)は態が合いません。(C)は不定詞で、動詞になれません。残った選択肢の(B)は未来形、(D)は過去形なので、正解の決め手は時制です。

「今年のカウンティ・フェア(というイベント)は、土曜日に開催(される or された)。」とありますが、on Saturday(土曜日)が未来か過去か、この文では分かりません。

そこで、時を表す表現を探しながら文章を読み進めてみましょう。

Attendance was the second highest in history.「来場者数は歴代2番目で多かった

これを読めば、このイベントがすでに行われたことが分かるので、正解は過去形の(D)was heldです。

ここで、Part 6 時制の問題のポイントをまとめます。

  • 時制の問題はたいてい、空欄を含む文だけで正解が決まらない
  • 主述の一致や態に注目することで、一部の選択肢が消去できることもある
  • 正解の根拠となる文の位置は、空欄を含む文の前後、両方の可能性がある

時制に関する情報は文のどこかに必ず、隠されています。慌てずに文中から探してみましょう。Part 6 長文穴埋め問題のポイントその3は「時制」の問題でした!


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