この記事の要点
- Part 6やPart 7など長文問題の復習法「音読&黙読トレーニング」
- 読解力強化に有効(英文を読み返さず一回で理解できるようになります)
- 音読と黙読を交えたトレーニングです
今日は学習法(トレーニング)を紹介します。「音読&黙読トレーニング」は問題を解いた後の復習、特にPart 6やPart 7などの長文リーディングの復習としてオススメです。
音読&黙読トレーニング
一言でいえば、長文を繰り返し音読するトレーニングです。同じ長文を繰り返し読むことで、読解力が強化されます。同じ長文を素材に、1日10回音読する。それを1週間繰り返してみましょう。その長文がラクに読めるようになるのはもちろん、筋トレを繰り返して筋肉が強化されるのと同様に、読解力が鍛えられます。
このトレーニングのポイント
- 音読前に長文の意味を理解する
- 長文を繰り返し音読する
- 音読の所要時間を計る
このトレーニングの手順
1. 長文の意味を理解する
音読前の準備として、音読する長文の意味を理解しておきましょう。音読とは「声に出して読むこと」ですが、意味を踏まえて音声化することが大切です。意味を無視した音声化では、長文の意味が聞き手に完全には伝わりません(日本語でも同じですね)。相澤のレッスンの受講生は、「音読&黙読トレーニング」用プリントを活用してください。その他の教材を使っている場合は、必要に応じて教材の日本語訳を参照しましょう。
2. 音読を10回繰り返す
繰り返し音読してください。意味を踏まえた音読が大事ですから、最初はゆっくり、意味が分からないところがあれば再度、確認しながら取り組みましょう。繰り返す中で、言葉が詰まる回数が少なくなり、滑らかな音読に進化していくはずです。また、長文の意味が無理なく分かる(=長文の理解が進んでいる)という感覚も生まれることでしょう。
3. 最後に黙読する
仕上げとして、音読の「音声化」という負荷を無くした状態で読み直します。黙読でのスピード感と、理解度の伸びを実感してください。
このトレーニングの記録
トレーニング中に感じられる理解度の伸びは、残念ながら測定できません。理解度と音読・黙読の所要時間には相関関係(理解度アップ→所要時間短縮)があるので、理解度の代わりとして所要時間を測定し、記録しておきましょう。
- 音読の回数
- 音読(1回目)の所要時間
- 音読(最後)の所要時間
- 黙読の所要時間
こんなふうに記録しながら取り組んでみると、効果を実感しやすいのです。ぜひお試しを!
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