昨日のTOEIC公開テスト、Part 2で「あれっ?」と感じた単語があります。
それは actually。「実は」という意味でリスニングで頻出します。相手の想定や期待とは食い違う発言をする時に、よく使われる単語です。そして、Part 2でのactuallyは、正解の選択肢でよく使われる傾向あり!Part 2の応答で actually が聞こえたならば、(過去の公開テストにおける私の個人的調査によれば)7割程度はその選択肢が正解になります。
ところが昨日の3月公開テストでは、actually、不正解の選択肢で登場しました。なので「あれ?」と思ったわけです。
actuallyはさらに、Part 2の後半(=難し目の問題)で登場することが多いです。昨日もPart 2の後半の30番前後で登場していました。「問いかけの文をまったく聞き取れなかった」「え、今何て言った?」という時に actually が聞こえたら… 迷わずその選択肢をマークしてください!
actuallyが正解になる状況には、いろんなパターンがあります。代表例をいくつか日本語で、紹介しますね。
否定パターン
「荷物、まだ着いてませんよね?」「実は、もう受け取りました」
「コーヒーはいかがですか?」「実は、紅茶がいいのですが」
A or B? に対してAとBのどちらでもないパターン
「電車とバス、どっちにします?」「実は自分で運転するつもりです」
「肉料理と魚料理、どちらがいい?」「実はお腹いっぱいなんです」
前提が違うパターン
「いつ研修に出る予定ですか?」「実はもう参加済みです(もう出ません)」
「なぜ検査は延期されたんですか?」「実は予定通りです(延期されてません)」
昨日のテストでは残念ながら正解ではありませんでしたが、知っているとおトク、聞き取れたらおトクな単語の actually、ぜひ押さえておきましょう!