I wanted to talk to Robin (so I did)



今の僕にとって、英語を使って話すことや、外国人と話すことは日常の一部です。それは、仕事柄と言ってもいいし、インターネット時代になったからとも言えます。仮にそうでなかったとしても、今や街なかで、外国から来た人たちを見かけるのは当たり前ですね。

Robin Zander (right)

僕は北九州生まれで、8歳までそこで育ったのですが、当時は「外国人」が非常に珍しい存在でした。外国人を見かけたら、子供たちがみんなで「ガイジン、ガイジン」と言いながら、指差すような時代。その後、東京近郊に引っ越してからは、もう少し外国人という存在が身近になったかな?でも、外国人と「会う」機会は、中学生くらいになっても、ほとんどありませんでした。自分の「日常」に始めて登場した外国人は、多分高校の外国人英語講師だった、ターナー先生じゃなかったかな。冬でも教室の窓を開けて授業する、寒い先生でした。

そんな環境で育った自分にとって、「英語とふれる窓口」になったのは、音楽です。80年代に流行った、Michael Jackson、Police、Culture Club、Duran Duranとか。中学生の時に聞いた彼らの曲は、プロモーションビデオや、テレビ番組『ベストヒットUSA』での小林克也の声、ラジオ番組『アメリカントップ40』のCasey Kasemの声、友達との会話、そんな記憶と結びついていて、今でも鮮明に思い出すことができます。

音楽好きであることは、数十年経った今でも変わらないのですが、生まれてはじめて僕が「アーティスト」「ロック・スター」と話して、握手したときのことを、今朝ふと思い出しました。

場所は日本武道館。武道館でのコンサートを控えたチープトリックのボーカル、ロビン・ザンダーに密かに握手してもらったことを覚えています。なんで「密かに」かといえば、それはまだコンサートの前日の、搬入作業中だったからです。武道館のアリーナの、後方座席付近でした。そんな場所でも、ロビンはロックスターのオーラをまとって輝いていました。

特別で大切な存在である、音楽の世界とつながれる。英語を使えば、自分が音楽の世界の一部になる。僕の人生に欠かせないツールとして、英語を使いはじめた、第一歩だったように思います。

あなたにとって、英語ってどんなツールですか?英語を使って、あなたが実現したいことは何でしょう?それが早くかなうといいな。僕もそう願っています。


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