20%ルールってご存知ですか?グーグル社の従業員は、20% の時間は自分の好きなことを自由にやっていてもよいというルールです。週5日働くうちの丸々1日分を、本来の任務以外に使ってもよいということになりますね。
このページにも掲載している広告サービスのAdSenseも、この20%ルールから生まれたそうです。急速に成長してきたグーグルの、その成長に貢献してきた制度。さて、TOEICの学習でもこの「20%ルール」が、スコアアップという成長に大事ですよ、という話をさせてください。
このブログでは「復習が大事」「復習トレーニングがスコアアップのカギ」とお伝えしています。スクールや研修で学んでいる方も、模試などの問題集に取り組む方も、同じ素材に繰り返し取り組むことで学習効果を最大化することができるのです。
その時にちょっとだけ心がけてほしいのが、いつ、どのように復習に取り組むのか?ということ。
完了させてはいけない!
毎週日曜日にスクールに通っているとしましょう。
すると、真面目な方ほど、次の日曜日までの1週間で復習を完璧にこなそうとします。きっちり復習して、スクールでのその次の週のレッスンを迎える。そしてそのレッスンの復習を1週間かけて取り組む。
「きっちり復習」は素晴らしい!ですが、そこで終わりにするのはモッタイナイのです。語彙学習などで実感されているかもしれませんが、学習や記憶という活動には、忘れるということが付きものです。
完璧に復習したとしても、その後に振り返りの機会を持たずに放置すると、その学びは風化してしまいます。
20%を復習の復習に確保
そこで20%ルール!学習時間のうち、少なくとも20%を「復習の復習」のために確保しておきましょう。
毎週1回にスクールに通っているならば、学習の80%は今週分の復習に、そして、20%はそれ以前の復習に割くように心がけてください。
こうすることで、TOEIC本番の時に「あれ、この問題、やった記憶はあるけど…???」というモッタイナイ状況を避けることできますよ。
20%の時間を使った復習方法としては、問題を解きなおすのもいいですが、穴埋め音読や音読&黙読トレーニングなどもオススメです。
最後にこの20%ルール、すでに巨大企業となったグーグルでは廃止されているようです。でもこれから成長するあなたには、このルールはまだまだ有効!ぜひ活用してくださいね。